「マダニが原因で感染するバベシア症とフロントラインプラスなどのノミダニ予防薬について」

「バベシア症」
マダニに刺されること(吸血)で感染し、食欲不振、元気消失から始まり、
最終的には重篤な貧血症状を起こし、そのまま治療をしないと「死亡してしまう」大変危険な病気です。
野山や草むら、川辺・海辺での感染が主ですが、
最近では都市部の公園でも感染するリスクが出てきています。
 以前は、関西地方以西での発生にとどまっていましたが、
現在では発症が確認された地域も日本中に広がり、国内全域で注意が必要となってきています。

こちら出身の子でもバベシア症の感染の報告があったため、注意や予防を呼びかけていきいと思います。
獣医師から購入可能なフロントラインプラス、マイフリーガード、フォートレオンなどの
効果に信頼があるノミダニ予防薬を、1ヶ月ごとなど定期的に使用することを飼い主様におすすめします。
また、アウトドアやキャンプ、山などに出かける際や、日常的にマダニが生息している地域では
特にマダニの忌避効果が高いと言われる「フォートレオン」の使用を、
さらに徹底的に予防するにはフォートレオン+フロントラインプラス(またはマイフリーガード)の併用、量もやや多めに投与する事をおすすめします。
いずれの予防薬も100%ではなく予防率は8〜9割近くだというデータもあり、
効果は1ヶ月続くと言われていますが投与日から日が長く経つにつれ予防率も低くなっていきます。


「ノミダニ予防薬のメリットと費用節約の方法」


日本でバベシア症が確認された地域(年度不明、おそらく2008年前後)

・マダニの画像(Yahoo!画像検索)

-バベシアの主な特徴-
36時間以上マダニに吸血され続けると感染の危険性が高くなる。
潜伏期間:1週間〜1ヶ月程度(10日前後のことが多い。幅が広く最短3日、最長6週間という話もある)。
食欲不振、元気消失の時点ではバベシアとは気づきにくい。
症状が進むと重度の貧血(口、歯茎など本来ピンク色の部分が白くなる)。さらに症状が進むと死亡。
診断が難しく、バベシア症があまり知られていない地域ではバベシア症と診断されないこともある。
原因不明の貧血の場合は、バベシアの可能性も考慮する必要がある。
無症状で潜在的に感染することもある。
完治したと思っても免疫力が落ちると再発する可能性もある。


更なる詳細は下記の参考サイトをご参考ください。

概ね近い内容ですがそれぞれのサイトにしか書かれていない情報も多々あります。

「バベシア症関連の参考サイト」
Petwell(ペットウェル)-犬のバベシア症-
バベシアってどんな病気?
犬の病気と健康大辞典-犬のバベシア症-
犬の病気と健康-バベシア症-
緑ヶ丘動物病院-犬のバベシア症について-(写真付き)
マリーナ動物病院-病気の豆知識-犬のバベシア症-
犬といっしょ/アイリスペットどっとコム-犬のバベシア症-

「フロントライン(MERIAL CLUB)」
ミ・ダニ予防薬の最大手のサイトです。
ノミ・マダニの生態、危険性、予防法などについて、写真付きで説明されています。

「マイフリーガード(フジタ製薬株式会社)」

「フォートレオン(バイエル薬品株式会社)」


「CVBD(犬の節足動物媒介性疾患)日本語版サイト」
フォートレオンの製造会社であるバイエル薬品(株)が運営するサイト。
バベシアについての説明や研究報告等、医学・専門的な見地でされています。
以下、そのサイト内のバベシアに関するページのリンクです。

・バベシア症概要  ・マダニのライフサイクル

-関東でも油断できないバベシア感染症- 2010年2月に開かれたセミナーのレポート
(亘 敏広教授 日本大学 生物資源科学部 総合臨床獣医学研究室)

-犬バベシア症-終わりなき物語-
2009年のバベシアに関する論文(PDFファイル)
著者:Frederike Kramer(ドイツ・ハノーバー獣医科大学 寄生虫学研究所)









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