【ウェルシュコーギーカーディガンの歴史】
原産:イギリス・ウェールズのカーディガンシャー地方。
起源:紀元前1200年ごろ。かなり歴史は古い。ペンブロークは12世紀ごろ。

コーギーという名前は、ウェールズ語の“COR” (集める)と“GI” (犬)に由来しているという説と、同じくウェールズ語で「小さい犬」という意味に由来しているという説があります。

主に牛、羊用の牧羊犬で
イギリスのカーディガンシャーの地で
家畜の蹴りをうまくかわしながら足に噛みついて家畜を誘導してきた歴史があります。
また牧場の番犬としても活躍してきました。
当時の牧場は所有地の境界が曖昧だった事情もありコーギーはとても重宝されましたが、
フェンスなどで土地がハッキリと区切られるようになってからは
コーギーたちの役目もなくなってしまい、絶滅寸前にまで陥ってしまった事もあります。

ペンブロークとカーディガンは非常によく似た犬種なため、
近年までこの2犬種は1つの“ウェルシュ・コーギー”として扱われていました。
1934年にイギリスのケンネルクラブが、ドッグショーでの審査のトラブルも出てきたため、
ウェールズのペンブロークシャーを起源とするものを
“ウェルシュ・コーギー・ペンブローク”
同じくウェールズのカーディガンシャーを起源とするものを
“ウェルシュ・コーギー・カーディガン”として、別々の品種として分けました。
アメリカのケンネルクラブでもそれに習って同年、2犬種が別々として登録されました。
それまではペンブロークとカーディガンとの交配も盛んに行われていたようで、
それによって2犬種がより似る事になったかもしれません。
それ以前のコーギーカーディガンを見る事ができるなら一度見てみたいものです。

1982年に日本ではコーギーカーディガンが1頭登録されていたということなので、
コーギーカーディガンが日本に上陸したのも、おそらくその頃だろうと思います。



【参考サイト】
[アニマルプラネット]
[ペットのイエローページ]
[AKC(アメリカケネルクラブ)]
[コーギーカーディガンクラブ・アメリカ]








[トップページへ]